これまでより広めのサービスを・・―我々の仕事はどう変化していくのか?「これまで」と「これから」を考える―Ⅺ

「英語の5W1H」を応用して、「これまで」私たちが提供してきたビジネスにおける「やること(内容)」と「やり方(方法)」を分析し振り返ってみました。

同じ理屈を当てはめて、「これから」取り組むべき「やること(内容)」と、さらに進化した「やり方(方法)」についても検討してみました。

そのすべてをまとめてみたいと思います。

 

旧来の「5W1H」は以下のようにものでした。

What何を・・・・・その専門知識を駆使して税務会計に関するサービスを

Who誰が・・・・・税の専門家である「税理士」とそこに所属する職員が

Whereどこで・・・訪問可能な地域内で

Whenいつ・・・・・申告期限や法定期限を守って

Why何のために・・申告納税制度の遵守及び経営上の数字を掴むために

Howどうやって・・・専門知識を有する税理士などの専門家が、上記のような内容の仕事を、その専門知識とコンピュータなどの情報処理機器を駆使して・・

この各項目を「これから」に当てはめていきたいと思います。

 

まず「What何を・・・・・その専門知識を駆使して税務会計に関するサービスを」ですが、それは、以下のようになるのではないでしょうか。

「その専門知識を応用して経営上重要な計数管理に関するサービスを」

「経営上重要な計数管理」には、税務も資金繰りも、原価管理、経費見直しなども含まれますので、これまでより広めに経営支援を実践することになります。

販売促進、マーケティングなどを盛り込んでもっと広く経営支援を行なうことも可能ですが、そうなると、一般的な会計人には難しい領域になってきますので、先述したような範囲に留まる方が賢明といえるでしょう。

 

次に「Who誰が・・・・・税の専門家である「税理士」とそこに所属する職員が」は、以下のように考えました。

「税務会計の専門家である会計人と、必要な専門性を有する他の専門家が連携して・・」

というのは、必要な専門性については、税理士事務所がいろいろな相談を受ける際のフロントになるケースが多く、我々を起点として「どの専門家が必要か」ということが判明していくからです。

これは、我々が顧問契約をベースに、日常的に顧客と接しているからであり、通常スポットでしか接点のない司法書士や弁護士などと異なる点でもあります。

 

補助金の申請サポートなども大事な業務に・・

 

つづく