時代のニーズに応じてワンストップを目指す―我々の仕事はどう変化していくのか?「これまで」と「これから」を考える―Ⅲ

自分が取り組んできた仕事が、これまでどのように変化してきて、またこの先どのように偏していくべきか、ということを真剣に考えたとき、その分析方法を英語の5W1Hを当てはめてみたらどうかと思いつきました。

何を誰がいつ…という風に論理的に分解してみることで、「これまで」と「これから」がクリアに見えてくるのではないか、と考えたのです。

 

「What 何を」を分析してみると、時代が進み、経営を取り巻く環境が変化し、しかも昔に比べて格段に難しくなった現在、かつてのような「税務支援」のみ、といったシンプルなサービスの提供では済まなくなっていることがわかります。

仕事の範囲を「経営支援」といった領域にまで広げなくては、顧客の広範な支持を得ることはできなくなったのです。

 

次に「Who誰が」ということになりますが、これは前述のように「税の専門家である「税理士」とそこに所属する職員が・・」という範囲を大きく逸脱することはできないでしょう。

しかし、ここも考えようによっては、そのカバーする領域が変化してきていることがわかります。

 

税理士事務所を経営していて時々感じるのは、

「世の中の多くの人は、専門家の専門領域というものを明確には理解していない。」

ということです。

というのは、本来は司法書士や社会保険労務士に相談すべきことを、我々に相談に来られたり、その逆だったりと、何をどこに相談していいのか、皆さん結構混乱しているようなのです。

 

ときには「それは弁護士さんだろう!」と思うこともあれば、「この案件は、いくつかタイプの違う専門家に相談した方がいいな。」と思うこともあります。

専門領域を横断的にまたぐ事例も出てきています。

 

ということは、何か専門家に相談したいことがある場合、ワンストップでコトが済めばずいぶん楽だろうな、というニーズがあることになります。

それが同じ屋根の下の事務所にあれば、顧客の方は随分助かるのではないでしょうか。

 

私の事務所では、必要な都度懇意にしている司法書士さんを紹介しますし、事務所内には社会保険労務士と行政書士の資格を持った人材もいます。

完全なワンストップとまではいきませんが、先述の「Who誰が・・・・・税の専門家である「税理士」とそこに所属する職員が・・」という範囲は完全に超えて、対応していることになります。

 

このように、「Who誰が」に関しても、時代に応じて変化させ、昔より対応範囲を広げていく必要があるのではないでしょうか。

そのためには、他の専門家と信頼関係を築き、コラボ或いは提携して難しい案件をこなしていく、といったビジネスモデルを構築していくことが重要であると考えます。

 

黒いボードゲームの道筋

専門的人材を組み合わせていく

 

つづく