【H21.10.16】100年に1度のピンチを100年に1度のチャンスに変える
毎年開催しているTKC経営革新セミナーですが、
今年は「100年に1度のピンチを100年に1度のチャンスに変える!」をテーマに開催いたしました。
今回は、自社業績の把握の仕方→業績アップのポイント→具体的な売上アップの手法を一連の流れとしてご説明しました。
はじめに、急激な業績不振によりピンチに立たされた中小企業が、金融機関からの支援をきっかけに、
業績把握と経営計画との予算管理の重要性に気付き、ピンチを脱するという内容のDVDをご覧いただいたきました。
その後、1つ目のテーマ「御社に必要な売上をつかむ」では”変動損益計算書”の基本と実際の活用方法についての講演を行いました。
実際に練習問題を解いていただきながら企業にとって必要な売上高を算出する方法を紹介。
変動損益計算書の仕組みと必要な売上高がわかったとして次の課題は、
業績アップのためにはどこから手をつければよいかということになります。
二つ目のテーマ「変化をチャンスへ!」では、売上アップと経費削減について、
即効性と難易度の両面から考えることが何から手をつけるべきかという判断のポイントになることを説明。
また、売上アップについては常に「顧客から見たらどうだろう?」という顧客視点を持ち、
商品開発や営業戦略を練る必要があることを、マーケティングの手法を交えて説明しました。
3つ目のテーマは「売上アップの3つのヒント」と題し、
株式会社アイ・モバイルの田中未来先生に、売上アップの考え方を実例を交えてお話いただきました。
新規顧客を増やすためには、とにかく具体的にターゲットを絞り込むこと
(たとえば20代という大きなターゲットだと、20代前半と後半では考え方や嗜好も大きく違うため、戦略がぶれてしまう。)
と顧客のわかる言葉を使って説明をすること(専門用語で説明をすると相手にはイメージが伝わらない。)が必要であること。
そして、顧客の行動とホンネを知ることにより、自社の考えとのギャップを知り、
その評価を真摯に受け止めて、対策を打っていくことの大切さを教えていただきました。
この不景気の中にあっても自社の現状を内省的に見つめなおし、
ひたすら改善を図る企業には必ず大きなチャンスが訪れるはずです。
海江田事務所では、今後も企業の発展をご支援させていただきます。