【H20.12.25】 新サービス商品 所内プレゼン大会

11月6日。事務所で一つのプロジェクトが立ち上がりました。

”新商品開発プロジェクト”

「本当にお客様に喜んでいただけるもの、求められているもの」

をコンセプトに、3チーム・12名による商品企画が始まりました。

「商品開発」という作業は、ほぼ全員が未経験であり

何もわからない状態からのスタートで開発には困難を極めましたが、

ひたすら「お客様のニーズと商品内容の充実」と向かい合い、プレゼン当日を迎えました。

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1.企業分析・改善提案チーム

開発テーマ:「多角的な企業分析により企業の潜在能力を開花させる」

会計事務所は、経営者の方とお話しする際、職業柄どうしても財務・税務という側面からのお話が中心となってしまいます。

しかし「本当に経営者が聞きたいのは、財務以外のことではないだろうか?」という考えの下、商品開発を開始しました。


その結果、企業の業態や体制・ノウハウや人材といった目に見えない無形資源をある評価基準をもって可視化し、

経営者の方に企業の持っている潜在能力に気づいていただくきっかけとなる商品が開発されました。それが・・・

■  多角的企業分析プログラム 「企業力」

全社員へのアンケートやヒアリング・現場調査などにより、企業を8つの側面から分析していきます。

【分析項目(案)・・・安全性・収益性・情報・教育・過去・環境・経営者・後継者】

これらをレーダーチャートで可視化することで、経営者の方に自社を客観的に見ていただくとともに、

自社の弱み(改善点)・強み(潜在能力)を明らかにしていきます。

アンケート項目や分析項目など、まだまだ検討の余地はありますが、大きな可能性を秘めた商品となっています。


2.ソフト開発チーム

開発テーマ:「法人・社長・奥様の所得の最適化」


ここ数年、役員給与の損金不算入制度や、税源移譲・後期高齢者医療制度の施行と、法人・個人間での所得バランスを検討する過程が非常に複雑になっています。

役員報酬を変えれば、付随して社会保険料・利益・税金などが変わり、手取り額が変わってしまいます。

社長の奥様を扶養にするか否かでも大きく手取り額は変わってしまいます。

どうすれば会社・経営者世帯に少しでも多くのお金を残せるのか?
そのための最適な所得バランスのとり方は?

これらの課題をクリアにするべく、最適バランスを自動計算するソフト開発を開始。
数々の問題と何度も画面に表示されるエラーを乗り越え、ひとつのソフトが完成しました。

■  「わっぜぇ!! 所得最適化」

数千という所得配分パターンの中から、最適と考えられる上位50パターンを一瞬で自動計算することが可能なエクセルソフトとなっています。

最適化することで、現状と比較しどの程度手取り額が増加するのか一目で確認することができます。

今後は、職員がアドバイスの一環として活用していく予定です。


3.補助金・助成金・制度融資チーム

開発テーマ:「補助金・助成金等の情報提供」

補助金や助成金・制度融資は、企業にとっての資金調達にとても有効ですが、非常に多くの種類があることと、

大々的にPRされることが少ないので常に情報をチェックし続けている方でなければ利用することが難しい実情です。

そこで、補助金や助成金・制度融資についての情報を収集し、企業にとって有効な情報を提供できるツールを考案しました。

■ 補助金・助成金ハンドブック

補助金・助成金についての情報を”創業・新分野・雇用 etc”といった目的別に分類した冊子にすることで、

数多くの制度の中から適切な情報をすぐにピックアップできるような仕組みになります。

また、全国で利用できる制度だけでなく地域特有の補助制度もカバー。

補助制度は、受付期間が設けられているような時限制度も多いため、常に最新情報を提供できるよう、

情報更新のたびに該当ページを差し替える方法をとる予定です。

ハンドブックが完成しましたら職員が常時携帯しますので、いつでも情報のご提供が可能となります。

最新情報のチェック体制など所内での仕組を検討後、完成となる予定です。


完全に開発が終了・商品化までには至りませんでしたが、約6週間でここまでたどり着くことができました。

各チームのプレゼンテーション後には、活発な質疑応答が行われると共に更なるアイデアが数多く寄せられました。

そのアイデアは完成度を高めるための材料として有効活用されていくでしょう。

今後もこの3商品は開発を続行し、一日でも早くお客様のお役にたてるツールとして完成させたいと考えております。