オリジナル路線の勝利か?!?―AO入試の思い出、親子奮闘記―Ⅶ
親子総出で取り掛かった、初めての「AO入試」。
最初は手探りだったが、やがて、「この路線で行こう!」と決めてからは、一応ブレることなく突き進んだのである。
とはいえ、このAO入試、倍率はかなり高いと聞いていたので、こんなもので受かるという確信はまるでなかった。
多少の苦労はしたとはいえ、これで受かればめっけもの、くらいに思っていたのである。
さて、それから1ヶ月はど経ったある日、わが家に分厚い封筒が大学から届いた。
この中には、件の入試の合格か不合格かの通知が入っているはずである。
待ちわびてはいたものの、親子ともども、開けるのが怖い。
「ね、ねえ、こ、これだけぶ厚いということは、受かっているんじゃないの?!?」
と娘。
「い、いいから早く開けてみろよ!」
と、私。
カミさんも参加して、家族みんなが見守る中、恐る恐るその封筒を開けてみた。
そうすると、なんと「合格!」だったのである!
正直これには驚いた。
まさか、さすがにあれで本当に合格するとは思っていなかった。
まあ親子してそこそこがんばったんだから、なんとか良いところまではいくかも知れない、という手応えがなかったわけではない。
しかしながら、最後の最後はどうかなあ・・・と、絶対的な自信はなかったのだ。
おそらく、私が考えたオリジナル路線というのが、的を射ていたのではないだろうか、と思う。
受け入れられようがダメだろうが、オリジナル路線なのだから、他の解答とは違っていたはずである。
娘の未熟でつたない経験値の中から、世界平和といった壮大なテーマに結び付けるのは、容易な作業でなかったことは事実だ。
しかし、それをやっていなければ、おそらく多くのレポートに目を通さなければならない審査員の印象には残らなかったことだろう。
つづく
今日の川柳コーナー
◆にわか雨 と思っていたら 梅雨だった
鹿児島は、例年より19日早い梅雨入りだったらしい。
19日って・・・いくらなんでも早すぎないか!?!