直観に頼る?!?―社長は「脳内引き出し」の数と質で勝負する―Ⅰ

直観に頼る、という言葉に対して皆さんはどのような感想をお持ちでしょうか。

「いや俺はそんなものには頼らない。じっくりと理詰めでしか考えないし、勘に頼って行動を起したりはしない。」

という方もいれば

「これまで、わりと直観でいろんなことを決めてきたよ。それで別に失敗したということもなかったなあ・・」

という方もいるでしょう。

 

どちらが正解、ということはないのだろうな、と私は思っています。

その人の性格やタイプで考えればいいのであって、傍からどうのこうの言うことではないからです。

で、私の場合は、割と「直観」で物事を判断したり、結構大事なことも決めてきた方かも知れません。

 

例えば、もう20年以上昔の話になりますが、我々会計の業界にコンピュータが登場してきたときは、すぐさま事務所に取り入れました。

そればかりか、そのまま顧客サイドにまで普及させようとしたのです。

その結果、当時は周りから大反対を喰らうことになりましたが・・・

 

その後、PC(パーソナルコンピュータ)は、インターネットにつながることになります。

このインターネットが次第に普及し、みんなに便利に使われるようになる前(17,8年前)には、すでにHP(ホームページ)を作っていました。

 

当時、このネット環境に対して対応の遅い会計ソフトの業者に

「何故とっととインターネットにつながるようにしないんだ!」

と噛みついたりもしたものです。

それはやがて、ネットによる情報のやり取りや会計業務の処理が当たり前の世界になるだろう、と予想していたからにほかなりません。

 

そして今、クラウドが登場してきて、更に仕事のやり方が大きく変わろうとしています。

私は、これもすぐ取り入れようとしましたが、このクラウドの業務への導入に関しては、社内では反対意見が多かったのです。

 

当初、結構反応にタイムラグあり、イラっとさせられることの多かったクラウドによる処理も、今ではかなり改善されてきています。

とにもかくにも、取り入れていく方向に動いたのは正解でした。

 

 

つづく