ディアを使った「横展開」或いは「縦展開」―経営者の「情報発信」はオムニチャネル化を目指すべし―Ⅳ

ちょっとしたきっかけからラジオの番組をレギュラーで担当することになった私は、今に至るも地元企業に私が培ってきたノウハウや経営に関する情報をお届けしています。

それがかれこれ7年になりますので、そこそこの年数続けてきたことになります。


さて、そのFM地域放送のビジネス番組を始めて4年くらい経ったときに、その内容をもとに地方新聞のコラム連載が始まりました。

メディアを使った「情報発信(アウトプット)」に参入してから初めての「横展開」が実現したことになります。


これはある機会があって、ラジオ放送で使用した原稿を地元の地方新聞の編集室に見せたことがきっかけでした。

その内容が面白かったらしく、地元紙に隔週で800文字のコラムを文化欄に掲載することになったのです。


これは半年間の約束で、全部で13回の連載でした。

メディアから発生した初めての横展開でしたが、ラジオ放送の継続がなかったら、新聞に取り上げられることはなかったかも知れません。


また、その後同じ地域FM放送の関係で、お隣なりの市の放送局からの出演の依頼がありました。

私が、長年ビジネストーク番組を続けていることを、その放送局の担当者が聞きつけて、出演してみないか、ということになったのです。

この番組は、結構長丁場の2時間枠のものだったので、かなり言いたいことを伝えることができました。


この番組にはこれまで2回出演しています。

これもメディアを使った「横展開」といえるでしょう。

或いは、同じFM放送ですので、「縦展開」と呼んでいいかも知れません。


さらに、同じ地域FM放送局の中で、違う曜日の別の番組にも出演しています。

これは準レギュラーゲストという扱いで、これまで続けてきた既存の番組とはまた違う内容のお話をしています。


いずれも、今経営している会計事務所や会社について、番組中でパーソナリティーに何回も電話番号、事務所の名称や私の肩書などを紹介してもらえるために、かなりの宣伝になっているのです。

これなどは、典型的なメディアの「縦展開」と言っていいでしょう。

 

つづく