中小企業には中小企業の、時代に合った戦い方が・・―「情報発信」もマスからパーソナルへ―Ⅴ(おしまい)
中小企業が、自社のユニークな商品や独自の商品を、世の中に売り出すことができるようになったのが現代ビジネス社会。
そして、その展示、受発注、決済までも可能にした媒体がインターネットでした。
特に入口の「展示」については、売る側からの強力な「情報発信」が欠かせないのです。
その「情報発信」を有効なものにするためには、その商品そのものだけではなく、それにまつわるあらゆるコンテンツ(背景、いきさつ、こだわりなど・・)を整理し発信する必要性があるのです。
何故ならば、そのことが顧客の共感を呼び購入に繫がるからにほかなりません。
つまり、これからの「情報発信」は、マスからパーソナルなものへという流れを受けて、やり方そのものに独自性のあるノウハウが欠かせないということになります。
ユニークさや独自性といったものは、商材そのものだけでなく、その情報の届け方、売り方にも求められるということになります。
また、インターネットやSNSといったデジタル系メディアだけでなく、従来のメディアも全く無視するわけにはいきません。
大きなメディアでなくとも、地方メディアなどであれば、販売促進を仕掛けるのに、中小企業にとってむしろサイズ的には適当とも言えます。
中小企業には中小企業の、時代に合った戦い方があります。
これを戦略的に考えて、これまでの考え方やビジネスモデルをチェンジすれば道は必ず開けるはずです。
というより、冒頭にも述べましたように時代的には中小企業にとって追い風なのです。
これほど変化の大きい経済社会にあっては、もはや大企業も中小企業もありません。
時代に合わせて変われたものだけが生き残れるのです。
企画製造から販売促進、営業に至るまで、今こそチャンスと捉えて、前のめりにどんどん進んでみて下さい。
中小企業には自らに相応しい戦い方が・・・
おしまい