トップから変わっていかざるを得ないのが組織の宿命―「情報発信」の「考え方」を身につければ最強の武器になる―Ⅳ(おしまい)

普段からこちらのスタンスを理解していただくよう努力したり、事前のセミナーを受けていただくことや、個別相談の場などを行なうことで、経営者との良好なコミュニケーションを図ろうとするのが、私たち専門家の基本的な姿勢なのです。

 

しかし、そこでどうしてもお互いの方向性が一致しないケースも出てきます。

そういう場合は、関与やアドバイス、或いはコンサルティングをお断りするケースも出てくることになるのです。

 

つまり「魚の釣り方を教えますよ。」と表明しているのに「黙って魚だけくれればいいんだよ。」と言われているようなケースです。

これでは、話が建設的になることはありません。

 

私たちのアドバイスやコンサルティングがうまくいくかどうかは、なんとかして現状を変えたい、より良くなりたい、という情熱がいかに社長にあるか、にかかっています。

基本にそういった「姿勢」があって初めて「考え方」を整理することができるのです。

 

続けて、「やり方」を決め、決めたことを果敢に実行してもらいます。

そして、それを「検証」することで、反省し修正すべき点があれば素直にそれに向き合う、といったプロセスを重ねるのです。

こうしなければ、現状が変わることはありません。

 

会社という組織も同様です。

トップがやるべきことにそうやって向き合っていれば、やがて組織そのものも変わってきます。

というか、組織はこの順番でしか変わりません。

 

現状ある課題に対してトップが何もしなくても、下の方からジワジワと改善される、といったことは絶対に起こらないのです。

良くも悪くもトップから変わっていかざるを得ないのが組織というものの宿命です。

 

社長はこのことを肝に銘じて、重要な課題解決のために、我々外部の専門家を戦略的に使いこなすことをお勧めします。

 

 

おしまい