新聞や雑誌は文字による紙媒体、テレビやラジオは音声や映像による電波媒体―情報発信の際、媒体によって気をつけるべきこと―Ⅰ

以前私は、このブログの中で、コラムやブログなどSNSで配信するもの、或いは地方紙やタウン誌などに投稿された文章の形で露出するものに関しては、その醸し出す雰囲気が、文学的であること、インテリジェンスを感じさせることが大事、と述べました。

文章は音声と違って、後々まで残るために、知的であることが必要な条件と言えるでしょう。

 

ただ、メディアを利用した情報発信の形態は、文章によるものだけとは限りません。

新聞やタウン誌が文字による紙媒体だとすれば、テレビやラジオは音声や映像による電波媒体ということになります。

 

このうち、電波媒体の方は、主にしゃべることでこちらの伝えたい情報を伝えるのです。

同じ言葉で何かを伝えるにしても、書いたものとしゃべるのでは大きな違いがあります。

 

またしゃべるにしても、音声だけのラジオとこちらの姿かたちがはっきりと映ってしまうテレビとでは、その伝わり方が大きく異なります。

映像が加わると、伝わる情報量がまるで違うのです。

 

ラジオのように音声だけで伝える場合、言葉に加えてしゃべり方の抑揚や強弱などで言いたいことのニュアンスを表現する必要があります。

一方、テレビではそれに表情がプラスされるので、より言いたいニュアンスがストレートに伝わるかも知れません。

 

また、テレビではそのときの姿かたち、即ち服装や滲み出る雰囲気などのちょっとした印象で、伝わり方が大きく変わってくる可能性があります。

そういう意味ではラジオの方が、余計なバイアスのかかっていない情報がよりピュアに伝わるのかも知れません。

 

 

つづく