アーティスティックでクリエイティブな経営とは?

定型的としか思えない仕事を後生大事に抱え込んで、早々に自動化に切り替えなければ、変革の激しい世界の動きに対して決定的に後れを取るだろう、というのは、日本の多くの企業に最も危惧される事態である。

 

こういった点について森永氏は以下のようにまとめておられる。

淡々と人数をかけてやるような仕事は人工知能とロボットに置き換わり、人間の仕事はクリエイティビティや感性が求められるものに一気にシフトします。

これに対応できない会社は市場から退出するしかありません。

それは楽しいといえば楽しいが、苦しいといえば苦しい。

しかし、そう変わっていかざるを得ない転換期に我々は立っているのです。―

 

コンサルタントの高橋氏は、これからの経営手法の流れを『アート経営の時代』になってゆく。」と表現された。

森永氏は「人間の仕事はクリエイティビティ感性が求められるものに一気にシフトする。」と分析される。

 

いずれも、創造的な仕事にシフトしていくだろう、という意味では一致している。

これをどう捉えていくのか・・・

これからの企業経営にとって難しい舵取りになりそうだが、別に悲観的に考える問題ではない。

 

森永氏の言われるように「それは楽しいといえば楽しいが、苦しいといえば苦しい。」ということだろう。

とはいえ、この課題に取り組まない、という選択肢はない。

 

企業経営者はこれまでそんな切り口では考えもしなかったようなアーティスティッククリエイティブな経営を目指す」という新しいチャレンジが待っているのである。

私はかなり楽しみなのだが、世の中の経営者の皆さんはいかがだろうか?