「成功の条件」を改めて見直してみる―現代経営において成功を勝ち取るには―

さて、私も事業を営んでいる限りは「成功」を欲する経営者の一人なのですが、自分の場合はどうだろう?と考えます。

成功への3つの条件は自分にも備わっているだろうか?と振り返る訳です。

 

その前に、能力、情熱、考え方・・この3つの条件の中で、どれが一番困難なのでしょうか。

普通一般的には、一番難しいのは「能力」と多くの人は考えるのではないかと思います。

 

というのは「情熱」と「考え方」は、自分が「俺は、それはちゃんと持っている!」と宣言してしまえば、他人には本当かどうかにわかには判断することが難しいからです。

 

ただ「能力」だけはいくら「自分はある!」と宣言しても、実際にはそれが低かった場合、仕事を進めているうちにすぐにバレてしまう可能性が高いといえましょう。

つまり、客観的な判断がつきやすい条件なのです。

この「能力」を身につけるには一定の時間とエネルギーが必要ですので、一般的には最も難しい、と考えられる訳です。

 

しかし「能力」は、それをうまく発揮させる方法論があります。

例えば私の場合、個人としての能力がそんなに高いとは思っていませんが、私の不得意な部分を、組織的に補完させることができます。

 

私が苦手とし、能力的に低い分野でも、それを得意としたり或いは苦にしないという人材が事務所の中にいます。

そのいくつかの分野については、彼らに私の肩代わりをしてもらうのです。

 

おそらく、企業なり事業なりを運営している経営者であれば同じような組み立てはしているはずです。

経営者がすべてを自分の能力で、と考えたならばとても企業という組織は回りません。

 

つづく