ビジネスモデルの革新Ⅷ(おしまい)

仕掛けの仕方によって、ネットで形成した膨大な分母の中から自分を捜させ選ばせることが可能なのである。

ということは、連続的に独自性に溢れた情報を発信し続けるべき、という課題が課せられることになる。

 

マス媒体にかかる費用を節減できる代わりに、そういった努力を怠らないという課題は発生する。

ただしこれはもともと自分の専門分野であるからできない話ではないはずだ。

 

つまり、このパーソナルな情報発信の世界においては、マス媒体を使った広告宣伝におけるプロフェッショナル的なスキルは要求されない。

素人にも可能な情報発信の方法論なのだ。

 

こういった方法論に慣れ、それを自在に利用できる環境とスキルを自らの事業の周りに整備する必要がある。

これは中小企業にとって大きなチャンスといえるだろう。

 

ある部分、これまで大企業だけが採用可能だったビジネスモデルを中小企業も異なる形で実践できるという見方もできるのである。

このジャンルに関してはまだまだ、新しいタイプのビジネスモデルも出現しそうな予感もする。

 

この時代環境を大いに利用して中小企業の発展に繋げたいものである。

 

おしまい