何故やらない!?Ⅰ
何もかもがうまくいかない・・・・ように見えているのが、今の地方における中小企業の状況であろう。
過疎化高齢化による人口減少と購買力の低下。
下がり続ける資産価値にデフレが追い打ちをかける。
若者は都会へと流れ、人材不足は深刻だ。
国の地方活性化政策も俄かには効き目が表れそうにない。
それどころか税制は景気に悪い流れを加速させている。
町はシャッター街へと変貌し、年々廃れる一方である。
町中も郊外も空き家や空き地が目立ってきた。
いろいろな打ち手はもうやりつくした。
・・・このままではいい材料は何もない・・・・
実際、業績がなかなか上がらない経営者の間ではそんな空気が蔓延している。
この、悪い状態が当たり前、という後ろ向きの気分だけは、どういう訳か、経営者の間では共有されている。
うまくいかない要因について語らせると彼らの口からはいくらでもその材料は出てくる出てくる。
しかし、自らが地方にいて事業を経営し、現場でつぶさにその状況をウォッチングしてきた私の意見はまた違う。
果たして本当にそうだろうか?
つづく