私が考える地方企業が取り組むべき販売促進戦略パート2のⅧ(おしまい)
さて、初めはこれが販売促進などと考えてもいなかった、この「地元メディア」を使ったラジオ放送という「販売促進活動」は、これに対する直接的な反応もさることながら、副次的な効果も生み出している。
この放送に際して、私はA4,2枚から3枚くらいの原稿を持参する。
事前にその日しゃべるテーマを整理したものである。
ある時、私の町に派遣されていた記者を通じて、この原稿を地元の新聞社に見てもらう機会があった。
すると、その内容が面白いと思ったのか、コラムの執筆依頼が来たのである。
コラムは月に2回の連載、半年間続けた。
テーマは割と自由であったが、掲載されるコーナーが文化欄だったので、もろに経済方面のことばかり書くわけにはいかない。
経営的な対場から文化的な側面も外さないように、と、少しばかり苦心しながら書かせてもらった。
それまで、専門誌に連載を書いたことはあったが、一般紙に書くのは初めてであった。
ラジオより配布エリアの広い新聞はまた違う反応があった。
一過性の音声と違ってじっくりと私の意見や主張を読んでもらえるので反響もまた大きい。
まあこのように、これまで様々な形で販売促進というものに取り組んできたが、これで十分ということはない。
時代も変われば市場も変わる。
これからも臨機応変に続けて行こうと思っている。
おしまい