地域企業の儲け方Ⅴ

農畜産物の場合、共通していることは「味」という点だけである。

際立った栄養価とか薬事的な効能でもない限り、ここはどうしても平均点を上回っていなければ話にならない

 

「商品力」において大事な点は、事業者が常に「商品開発力」「商品開拓力」を意識し続ける、ということである。

「これまでこんなやり方でやってきたのだから、これからも同じやり方で構わないだろう。」

といった惰性的な取り組みでは成長発展は望めない

 

常に創意工夫を伴うチャレンジ精神が求められるのだ。

市場における他の商品よりもより良い商品、これまで作ってきたものよりもより良い商

これを常に心がけるか否かで結果は大きく違ってくる。

 

そしてその商品が時代の要請にあっているか、市場の支持を得られるか、の検証を常に怠らないことが求められる。

この検証を省いてしまうと自己満足、或いは一人合点の世界に陥ってしまう危険性がある。

 

こういった危険性を避けるためにも、消費者の目を持つパートナーなどをブレーンとして身近に置いておくといった工夫も大切であろう。

 

市場に合う商品、売れるのがいい商品なのだ。

つまり、良い商品が売れるのではなく、売れる商品が良い商品なのである。

 

 

つづく