広告でも広報でもない第3の広告戦略12

さて、電話帳広告、市役所ロビーの掲示板、行政関係の封筒といった広告媒体は、ホームページ(HP)や会社案内、業界紙への投稿やSNSの利用などと違って、公共施設といったいわばオープンな場で、そこを訪れた潜在的に存在するであろう顧客に直接訴えかけるものです。

 

どういうことかというと、HPや会社案内、投稿やSNSといった媒体はそれを選んだ人しか目にすることはできません。

自らの意思でアクセスするか、相手から手渡されたものに目を通すか、自ら購読の契約をして購入した紙面からその情報は得られるのです。

 

これに比べて電話帳広告や掲示板、封筒といった媒体は望むと望まざるとに関係なく目に入ってくるものです。

そういう意味ではいわば純粋な「広告」であり、そのオープンな効果が期待されるのです。

 

しかしながら、残念なことに前述しましたように、今のところ大した効果は表れていません。

広告の質の問題なのか、住民とのマッチングが悪いのか、そもそも地域にニーズが薄いのか、はっきりとした理由は解明できていません。

 

したがいまして、しばらくは「サブリミナル効果狙い」と位置付けて、その間接的な効果を期待するしかないと考えています。

 

 

 

つづく