「ワンテーマ」を決めて最後まで書き切る―意識を変えればうまくいく?!?社長に相応しいアウトプット術とは―Ⅳ(おしまい)
インプットは極めて個人的な行為であり、個人レベルで完結させることが可能です。
しかし、アウトプットはただ発信すればいいというものではなく、できるだけ多くの他者によって「読まれる」「聞かれる」「見られる」ということがなければ意味をなしません。
これが、ビジネスを前提としたアウトプットの宿命であり、難しいところなのです。
さて、ここまで書いてきて、インプットとアウトプットの顕著な違いというものは、ある程度ご理解いただけたと思います。
世の中、インプットをする人の数に比して、アウトプットする人が極端に少ないのはこういう理由によるものなのです。
ところで、アウトプットにおいて「書く」ということが基本であることはお伝えしました。
これを身につけるための、王道とか近道というものはありません。
とにかく書いて世に送り出し続けるしかないのです。
そうすればやがて習慣化されてきます。
書く内容も大事ですが、やはり、一定の量をこなし、それを世に問わないと世間に注目されることはないのです。
そして、その感想なり見返りを期待し、やがてそれが自らのビジネスに結びつくことを待ち続けることになります。
書き続けることに、一つだけコツがあるとすれば、書くときは、自分の「ワンテーマ」を決めて、とにかく最後まで書き切ることです。
稚拙でもダサくてもいいから、最後まで書き切ってください。
この一つのテーマについてフィニッシュさせる癖をつけないとそこから前に進みません。
この点についてはやがて慣れてきます。
ただ、一回一回、そこそこ苦しい思いをするのは、ずっと変わらないと思っていてください。
それでも、続けていれば自分の考えなりオピニオンを世の中に対して黙っていることはできなくなると思います。
これまで何度も言っていることですが、アウトプットがマイナスに働くことはまずありません。
悪くても0(ゼロ)ですが、続けている限り0(ゼロ)ということはないと思って大丈夫です。
この、プラスに働くことが確実な、「情報発信(アウトプット)」を、その性格をよく把握したうえで、チャレンジされ継続されることを強くお勧めします。
こういう本もあります(^^♪
おしまい