ジャランスリウァヤの魅力はコスパの良さ―靴が好きでして・・・これまで私が愛用してきた靴の歴史―Ⅻ
いつも磨いてもらっていた羽田空港の靴磨きサービスが、前の会社の撤退という事情によって、同じ場所で新しいメンバーが担当していた。
聞いてみると、価格がかなり上がっている。
その代わり、すべて「丁寧仕上げ」というハイレベルの磨きでやってくれるという話であった。
以前の靴磨きサービスは、1回720円で
「コスパ的には、まあ妥当かな。」
と思っていた私には、新しい方の1回1200円はちょっと割高ではある。
とはいうものの、その仕上がりも見てみたい気もする。
とにかく、まずは磨いてもらうことにした。
確かにこれまでよりは、少し時間をかけて丁寧に磨いてくれているようではある。
仕上がりも悪くない。
それはいいのだが、急いでいるときなどは、フライトの時間が心配になるかも知れないな、とちょっと気になった。
まあ、1回1200円の出費は、多少痛いところではあるが、愛用の靴がそれ得長持ちするのであれば仕方がない。
これからも、新しい業態の羽田空港の靴磨きサービスは利用し続けることだろう。
靴そのものの話から「靴磨き」の話に、テーマがすっかり逸れてしまった。
靴の話に戻るとしよう。
一番最近買ったものは、茶系のコインローファーであった。
茶系のコインローファーは何足か持ってはいるが、最もオーソドックスな中間的な茶色のものはまだ手に入れていなかった。
コスパ的にはどんなブランドのものがいいのだろう、と検討していたら、雑誌にインドネシアの「ジャランスリウァヤ」という靴メーカーが紹介されていた。
インドネシアは、オランダの植民地時代、ミリタリーブーツの靴製法技法を習得する下地が醸成されたらしく、その後本場イギリスで製法を学び、いい靴が作れるようになったのだ、と紹介されていたのである。
ジャランスリウァヤの魅力は、何といってもコスパの良さであり、品質の割にはかなり手ごろである。
しかしながら、まだそれほど流通しておらず、鹿児島では手に入らない。
通販で買えないことはないが、やはり履いてみないと、サイズ感がわからない。
そこで、上京したときに日本橋高島屋にある直営店に行ってみた。
やはり、靴は履いてから買うものである。
私が予測していたよりも、ワンサイズ上でなければとても履けないことが判明したのだ。
ジャランスリウァヤのコインローファー。極めてオーソドックスなスタイルの靴であります。
つづく
今日の川柳コーナー
◆美人見て 俺は面食い 誰もだよ!
◆振り返り 女房にしたたか つねられる
街を歩いていてもキョロキョロしてますな。