まず1回磨いてもらう―靴が好きでして・・・これまで私が愛用してきた靴の歴史―Ⅸ
IVYファッション、或いはトラディショナルファッションとの相性がいい「サドルシューズ」。
ただ、ちょっと珍しいデザインなので、なかなか出回っておらず、長年探し続けていた。
半ばあきらめていたら、「Kent」ブランドのショップで、直接オーダーできることがわかった。
そこで、ショップに赴いたとき、革のサンプルを見せてもらいながら色を選び、足のサイズも測ってもらってオーダーすることにしたのである。
私は、やや明るめのブラウンにこげ茶のサドルが乗っかったような2色コンビの使用にしてもらった。
この配色が、長年私が求めていたイメージだったからである。
サイズも自由に選べるので、3Eというワイズの広いものにしてもらった。(本当のサイズは4E以上なのだが・・・)
1ヶ月くらい待たされたであろうか。
件の「サドルシューズ」が、田舎の私の家に届けられた。
その出来栄えはなかなか素晴らしく、長年求めていたイメージとピッタリであった。
ソールは革ではなく、アウトドア用のビブラムソールにした。
長時間歩き回ったり、雨の日も使いたいので、この仕様にしたのだ。
サドルシューズは、おそらく本来は遊び用の靴で、ビジネスシーンに向かないのではないかと思う。
ただ私は、ビジネスの際にスーツよりもジャケパンスタイルの方が圧倒的に多いので、普通に愛用している。
サドルシューズは、ジャケパンスタイルの中でも特にツイードの上着にフラノのパンツといった出で立ちのときによく合うのではないかと思う。
ところで私は、新しい靴を購入したときは、できるだけ早いうちに羽田空港の靴磨きサービスに立ち寄って、まず1回磨いてもらうことにしている。
そうやって、最初にクリームを塗り込んでメンテナンスをしておくことによって、あとの「持ち」が格段に良くなる、と聞いたからである。
もちろん、タイミングによっては、なかなか羽田に立ち寄れないときがある。
間がかなり空いて、磨いてもらいたい靴がたまった際には、履いている靴以外にキャリアケースにもう一足入れていって磨いてもらうこともあるのだ。
茶とこげ茶のサドルシューズ。一応、 世界に1足の靴でして・・・
つづく
今日の川柳コーナー
◆コロナ下で 会議開催 遠慮気味
◆人まばら とびとび座る 勉強会
昨日は、久しぶりのリアル定例会兼勉強会でした。
人数制限をしていたので、会場はスカスカ(;´д`)