旧来のメディアへの登場で第3者保証を・・―情報発信を継続性と横展開という縦横の糸で織りなす―Ⅱ

「情報発信(アウトプット)」という1枚の布を織り上げるためには「縦糸」と「横糸」の両方が必要で、その中で、「続ける」という行為、つまり「継続」という時間軸が「縦糸」になるという私の独自理論。

このあとも、この理論を展開していきます。


もちろん、布はこの「縦糸」だけで織りあがるものではありません。

「情報発信(アウトプット)」という1枚の布を手に入れるには、それを織りあげるための「横糸」が必要になります。


この「横糸」を形成するのが「情報発信媒体のマルチ化」という考え方です。

つまり、様々な情報媒体を駆使することで「情報発信(アウトプット)」を横展開していくのです。


デジタル媒体であるインターネットを利用すれば、ブログ、コラム、ニュース、トピックス、インフォメーションなど様々な形での情報発信が可能となります。

近年では動画も比較的簡単に発信できるようになりました。


とはいえ、これらデジタル媒体だけでは、何か物足りないものが残ります。

いったい何が足りないのでしょうか。


それは、デジタル媒体での情報発信には、その内容に対する第3者保証のようなものがないということです。

ブログもコラムも、100%自分の裁量で発信できる訳ですからまあ当たり前といえば当たり前の話ですが。


しかし、受け手側から見れば、その発信された情報が、第3者の目を経たものかどうかは結構需要なポイントとなります。

主観的であるはずの発信情報に、客観的なチェックの目が入っているということは、受け手としては安心して受け入れることができる一つの要素となるからです。


そういった観点からすれば、旧来のメディアである新聞、雑誌、ラジオ、テレビなどに登場するということは、それぞれの媒体の責任者による第3者チェックを経たということになります。

そしてそれは、自分勝手に発信できるデジタル媒体よりは、信頼性の厚いものになるのです。


デジタル媒体や旧メディアなど何種類かの媒体を駆使するこのやり方は「情報発信」のいわば横展開ということになります。

この横軸を作っていく作業が、「情報発信(アウトプット)」の継続を「縦糸」としていたのに対して、「横糸」となるのです。

 

          コロナ禍においてもラジオで情報発信。

つづく