テレビ離れの日々―ほとんど見なくなった地上波テレビ―

テレビが全く面白くない。

若者のテレビ離れが進んでいるらしい、と聞いたのは、もう随分昔の話のような気がする。

2年や3年の話ではない。

5年、6年、いやもっと前だったかも知れない。


その間、私自身も徐々にテレビ離れが進んでいたと思うのだが、近頃になってそれが顕著になってきた。

仕事から帰って、すぐにテレビをつけることはなくなった。


現在、車で15分ほどの通勤時間だが、その間も携帯でネットの情報を聞いている。

家についても、その情報を引き続き聞いていることが多くなった。


若者がテレビから離れ、ネットに流れている、という現象が、ようやく私にとっても日常になってきたのである。

決して意図したわけではないが、ネット情報の方がはるかに自分のマインドにフィットしていることを発見したのだ。


それにしても、地上波テレビのお粗末さには暗澹たる気分にさせられる。

たまたまスイッチを入れると、必ず、食い物か、バラエティーか、クイズ番組をどの放送局を入れてもやっているのだ。

私はすぐに、BS放送の方に切り替えるか、テレビそのものを消すかの選択を行なうことになるのである。


どこかの大学の先生が

「日本人に肥満が多くなったのは、やたらうまそうなものばかりテレビで取り上げるからだ。あれを観ないようにするだけで、肥満の人は随分減るのではないか。」

と言っていた。

それを聞いたとき、確かに一理あるかも知れないな、と思った。


ネタがなくなったテレビというのは末期症状と言えよう。

ネタがない上に予算もないのでどこも同じような番組になってしまうのだろう。


ネットもいろいろ問題があるといっても、選択の幅が広い。

きちんと選べばそれなりの情報は取ることができる。

なんといっても、大手テレビ局のように、スポンサーサイドのバイアスがかかっていないのがいい。


おそらくこれからも私のテレビ離れというのは益々進んでいくだろう。

テレビの質の復活ということも特別望んでもいない。


自分の時間の使い方というものをもう少し大事にしていきたいと思っている。

 

             ネット情報の方が面白い。