自分が変わる気は1ミリもございません!―男はいくつになっても・・・我が儘を自覚しない?!?―Ⅳ
ここまで読んできて、随分わがままな人だな、と感じたこの男性。
そのことは、はっきりとわかっていて、自分もでそう書いていながら、本人は変える気はないようで・・・
この男性、自らのことを
「この年で自分が変われるとも思いません。」
と言い切っているのも、面白いといえば面白い。
「だったら相談なんかするなよ。」
と、突っ込みたくもなる。
つまり、
「自分が変わる気は1ミリもないが、どうも自分を取り巻く状況が、あまりよろしくないのでどうにかならんものか?!?」
と、言っているのである。
なんか、ある意味堂々としているなあ、この人。
でも、相談の内容はちょっと情けないなあ・・という、このギャップが面白いところだ。
この男性、人生相談を次のように締めくくっていた。
―こんな生活を送らなければならないほど自分が悪いとは思えず、理不尽に感じます。
どうしたらいいのでしょうか。―
途中、かなり男っぽくてハードガイにも見えたこの男性。
最後の「どうしたらいいのでしょうか。」というフレーズに、「男の哀れ」を感じるのは私だけではあるまい。
この相談を読んでいて、一貫して感じたのは、この人の「甘ったれた根性」である。
「自分は悪くない。周りもそう思っているはずだ。でも、奥さんの態度も含めてあまりいい状況ではない。どうにかならんものか。」
と言っているのだ。
私は、最初一読したとき、これは創作ではないか!とさえ思った。
あまりにあり得ないほど滑稽な状況が、切々と語られていたからである。
「妻が私を大事にしてくれないとも思っており、妻にもそう説明しました。ただ、話し合ううちに状況が悪くなりました。」
というくだりなど、
「そんなもん当たり前だろう!」
と、その光景が目に見えるようで、ある意味ペーソスに溢れている。
しかし、おそらく創作などではない、この相談。
置かれている状況に、マジに向き合うとすれば、結構シビアな景色が見えてくる。
それは、このご本人だけではなく、こんな自覚しかない旦那を持った奥さんはいったいどう思っているのか、といったことを含めての話である。
つづく
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