SNS以外の手段を使うと疎外される―代償は生産性3分の1・・・―Ⅵ
SNS以外のコミュニケーション手段を、だんだん煩わしいと感じ始めているらしい現代人たち。
それは結構衝撃的な結果をもたらすようだ。
この筆者は、そのことに「そして友まで去った」とタイトルをつけて、次のようなエピソードを紹介していた。
―GAFA断ち実験を進める自分(33)に、想定外の孤独が押し寄せた。
フェイスブックやLINEなどSNSを使えず、主な手段はガラケーに。
すると周りから「面倒くさいヤツ」と思われ始めたらしい。
(大学時代の友人たちに連絡し、久しぶりに飲もう、と誘う筆者に)彼らにさえ次々無視された。
15人に声を掛け、都内の居酒屋に集まったのはたったの2人だった。(中略)
今やSNSの輪を外れると信頼が揺らいでしまう。(中略)
GAFAは現代人の人間関係を支える土台になっている。―
昔からの友人たちに連絡を取るときでさえ、SNS以外の手段を使うと疎外されるらしい。
さすがに、私の年齢(67歳)ではそんなことはないと思うが、SNSはコミュニケーション手段として確かにみんなよく使っている。
手紙など郵便の時代から始まって、電報、電話、FAX、(そういえばテレックスのというものあったなあ・・)メール・・・とコミュニケーション手段は、様々に変化し発達してきた。
より若い世代は、新しい伝達手段を受け入れ、それを駆使してコミュニケーションを図っていく。
年配者はともかくとして、同世代でその新しいコミュニケーション手段を使わなければ或いは使えなければ、こんな風に阻害されるのである。
つづく