組み合わせ妙とルールを心得る―ジャケパンの流儀・・・変化を楽しむ日々―Ⅲ
ジャケットとパンツの素材感を合わせる、などというのは基本中の基本でしょうから、わざわざ言うほどのことではないかも知れません。
素材感は季節によってほぼ決まってきますので、普通に組み合わせていれば、それほどおかしなことにはならないと思います。
もうひとつ、さらに当たり前のコーディネートのルールに、柄と柄をぶっつけない、ということがあります。
例えば、チェックのジャケットに柄の異なるチェックのパンツを持ってきたりはしません。
ストライプとかボーダーを合わせても結構うるさいでしょう。
無地のジャケットに柄物のパンツ、チェックのジャケットに無地のパンツはまあ当たり前の組み合わせです。
おしゃれ上級者のコーディネートの中には、柄と柄との組み合わせ、などという技もあるようですが、私などとてもそこまではいきません。
ジャケットとパンツの組み合わせで色の濃淡は、私の場合、上下でくっきりと差をつけることが多いです。
濃淡の差をつけないで、スーツのような味を出す組み合わせもあるようですが、これも上級者向けだと思います。
下手をするとぼやけた印象になりそうな気がします。
さて、ある意味、ジャケパンの醍醐味は「色の組み合わせ」ではないか、と私は思っています。
いうまでもなくスーツは同じ生地でつくりますから同じ色になります。
ところがジャケパンは、全く異なる色を持ってくることが可能です。
もちろん同系色の組み合わせもシックでいいと思うのですが、意外な色が合う、というところに面白さがあるのではないでしょうか。
比較的無難な組み合わせ
つづく