色や形を楽しもう―私がぬくぬくのセーターが好きな訳―Ⅱ
セーター類の中で微妙なのは、厚手でアウターとしてのカーディガンである。
こいつもなかなかお洒落で好きなアイテムなので何枚か持っているのだが、着るシーンがちょっと難しいのだ。
それ自体がかなり厚手なため、この上に更にアウターを着ることはできない。
着たらちょっとヘンだろうと思う。
かといって、これだけで冬空の下に出ていくのはちょっと勇気がいる。
うんと寒かったり、風が強ければ防寒防風としてはちと厳しいからだ。
本来は家でくつろぐときに着るものなのだろうが、現代の家屋は暖房が効いている。
屋内ではもっと薄着で充分だ。
だから、このお洒落な厚手のカーディガンて奴は、短い時間外に用があるとき、例えばちょっとコンビニまで行って帰ってくるとか、犬におしっこをさせるだけのショートタイムの散歩とか、使えるシーンが限られるのだ。
シーンが難しい厚手のカーディガン
セーターの楽しみ方の一つに「色を楽しむ」というアプローチがある。
男のファッションは比較的色が限られている。
スーツやジャケットであればグレー、ネイビー、ブラウン、キャメルくらいまでであろうか。
鮮やかなブルーやイエロー、レッドの上着やスーツは何か特別のことでもない限り、フォーマルやビジネスシーンで見かけることはない。
その点、セーターはうまく着こなせば差し色として使うことができる。
上着の下にチラッと見せればそれほど嫌味でなく色を楽しむこともできるのだ。これもセーターなればこその遊びかも知れない。
まあ、セーター類はいろいろあるが、寒い時期、用途やシーンによって着分けるというのはなかなか楽しいものではある。
よかったら皆さんも色やデザイン、厚い薄いなどあれこれ楽しんでみませんか。
おしまい