情報発信力が企業の盛衰を決める時代―メディアをどこまで使いこなせるか―Ⅱ(おしまい)
こちらの存在を、より広く、より深く、より正しく知ってもらうということが極めて重要な時代、この「より広く、より深く、より正しく」のそれぞれの意味とは。
まず、「より広く」ですが、狭い地域における地縁血縁にのみ頼り切ったビジネスでは、事業の維持が難しくなった今、より広く、より多くの人にこちらの存在を知ってもらう必要があります。
その大きな分母をベースに、できるだけ多くの新しい顧客候補に選ばれなければなりません。
「より深く」というのは、こちらの事業に対する姿勢や考え方を知ってもらうということです。
何故ならば、地縁血縁を離れた新しい顧客にアプローチしていく訳ですから、向こうはこちらのことを全く知りません。
ですから、こちらが何者でどんな考えを持っているのか、改めて知らせなければならないのです。
「より正しく」というのは「より深く」と似ているように見えますが、少し異なります。
それは誇張やウソがあってはならないということです。
例えば、悪意はなくとも「より深く」の思い入れが大きいあまり、誇張や思い込みが強く発信され過ぎると、致命的な批判を受けてしまう可能性があります。
このように、ビジネスにおいて情報発信力が極めて重要な時代となりました。
ただ、そのとき上記のような点に気をつけて発信する必要があります。
さて、問題は、その手段です。
これは以前に比べて実に様々な情報発信の媒体が選択できるようになりました。
それぞれの媒体の特徴、取り組む際の考え方、気をつけなければならない点など長年研究してきましたので、機会を見つけてはこれからこのブログなどを通じてお知らせしていきたいと思います。
おしまい