市場(顧客)を基点に、マーケティングの2面性を考えてみるⅢ

それでは、現実的に「市場(顧客)のニーズ」を知るにはどうしたらいいでしょうか。

それは日常の業務を振り返ってみればわかると思います。

 

「お客さんの声(要望)があったけどまだ応えていないこと」・・・これがないでしょうか。

普段の仕事の中で、まずこれがなかったかよーく考えて、思い出してみるのです。

そうすれば、そんなことは全くなかった、ということはないのではないでしょうか。

おそらく、ご要望があったことの一つや二つは思い浮かぶはずです。

 

ただこれは2段階に分かれます。

お客さんのご要望に対して

できなくはないが、普段の業務にかまけてついつい応えきれていないこと。

・ご要望はあったのだが、今の社内体制(社内水準)では無理なこと。

このうち、前者はこちらの対応次第でなんとかなるレベルの話です。

放置しておくのはもったいないのではないでしょうか。

応えるためにはどうすればいいのか、早速検討し実行に移すべきです。

 

また、後者についても、お客さんが途方もないレベルの要求をされたのならともかく、頑張ればできそうな話をされたのであれば、それを吟味検討しチャレンジしてみる必要があるでしょう。

お客さんは、まあなんとか期待できそうだから要求されたのであって、初めから言ったところで全くできそうもない無理なことは言っていないはずです。

 

つづく