地域企業の儲け方Ⅶ
自社を案内するための最も基本的なツールは、会社案内、取扱い商品のパンフレットなどのペーパーものであろう。
そのほかにも、名刺、看板、HP(ホームページ)などは大事な自社案内用ツールである。
しかし、残念ながら中小企業の場合、特に地方のそれにおいては、これらの基本的なツールを持っていないか、ほとんど活用していない企業が多い。
まず、自社をご案内するという姿勢が求められるのである。
「案内」からもう一段踏み込んで「宣伝」となると、さらにその手段は広がってくる。
「宣伝」即ち広告宣伝は、「案内」に比べてかかる費用が格段に増えるために、選べる手段も選択肢が増えるのだ。
広告宣伝と聞いて、まず頭に浮かぶのは、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌等のマスメディアであろう。
ただ、これらマスメディアは通常中小企業とは縁のないことが多い。
マスメディアを利用しての広告宣伝は、その費用が膨大なものになるために、中小企業の事業規模や取り扱う商材を考えた場合、必ずしも相性がいいとはいいがたい。
そもそもそれだけの予算が組めないし、費用対効果もそれほど望めないからである。
つづく